The Nukiyama Memorial Award

抜山記念国際賞(第2回)の受賞者が決定

Prof. Gang Chen

2014年5月22日,日本伝熱学会総会(浜松市)にて,抜山記念国際賞(The Nukiyama Memorial Award)の2回目の受賞者として,マサチューセッツ工科大学(米国)のGang Chen教授(別紙参照)が選ばれたことが報告されました.同教授のナノスケールの熱輸送やエネルギー変換などによる伝熱科学への顕著な寄与が認められました.2014年8月10~15日に京都市で開催される第15回国際伝熱会議(IHTC-15)で受賞講演および授賞式で賞状,楯,賞金50万円が贈られます.[プレスリリース(PDF)]

同賞は,液体の沸騰現象に特異なモード変化が現れることを初めて発見し,その特性曲線がNukiyama Curveとして世界に知られる伝熱学のパイオニア,抜山四郎東北大学名誉教授(故人)の名前を冠して,伝熱学,熱科学,熱工学に関連した分野で国際的に秀でた活躍をしているおよそ50歳未満の国内外の科学者1名に,日本伝熱学会より2年毎に授与される賞です.

今回は2013年6月以来,世界の科学者,研究者宛からの推薦を公募し,国際賞委員会における厳正な審査を経て受賞者が決定されました.同委員会の委員は以下の通りです.


Chairperson Masanori Monde (Professor, Saga University, Japan)
Vice-Chairperson Hideo Yoshida (Professor, Kyoto University, Japan)
Members Gian Piero Celata (Professor, ENEA, Italy)
Satish Kandlikar (Professor, Rochester Institute of Technology, USA)
Joon Sik Lee (Professor, Seoul National University, Korea)
Ken Okazaki (Professor, Tokyo Institute of Technology, Japan)
Terrence W. Simon (Professor, University of Minnesota, USA)