本文へスキップ

公益社団法人 日本伝熱学会 北陸信越支部のホームページ

支部長あいさつGREETING

第26期(2022年度)〜第27期(2023年度)支部長
     多田 幸生(金沢大学)


 2022(令和4)年度、第26期北陸信越支部支部長を拝命した金沢大学の多田です。副支部長の富山県立大学の坂村芳孝先生と新潟大学松原幸治先生をはじめ、 各県幹事の方々と協力し、第26期を運営して参ります。
 北陸信越支部の主な活動は、春季セミナーと秋季セミナーの開催です。セミナーの意義は、 主として支部会員相互の情報交換と交流、学生の方への学会発表の機会の提供などが挙げられます。特に、秋季セミナーは県持ち回りによる一泊2日で開催し、研究講演会と意見交換会に加えて、企業や公共施設等の見学会や特別講演会の実施など、担当県で工夫を凝らした企画を毎年準備することになっています。北陸信越地域は海あり山ありで、各地域に美味しい食べ物が多いこともあり、例年、各県の大学・高専等に所属する会員の参加が活発である点は本支部の良き伝統であると思っております。
 新型コロナウイルス感染症の拡大は社会の生活様式を大きく変化させましたが、同時にオンラインツールが発達・普及し、講義、会議、学術講演会等における時間や空間の制約がなくなったように思います。今後のセミナーの開催方法は、オンラインツールを活用しつつ、従来の対面での議論や行事をより活発化できる方策を模索していきたいと考えています。会員の皆様のご意見やアイディアを提供いただけると幸いです。
 日本伝熱学会の前身の日本伝熱研究会に入会した30年ほど前は伝熱研究の黎明期で、自然・強制対流、沸騰、凝縮、凝固・融解、ふく射伝熱を中心とした各種の伝熱様式に対する基礎研究が活発に行われました。1980年代の第2次オイルショックの時代には省エネルギーや伝熱促進の研究が進みました。そして、今日は低炭素社会の実現に向けて環境に適合した持続可能なエネルギー技術の飛躍的な進展が求められています。本支部での活動が伝熱研究のさらなる深化と異分野融合によるパラダイムシフトのきっかけを提供する場となることを願っております。そのためには、幅広い分野の会員の皆様のご参加と「熱い」議論が望まれます。どうぞよろしくお願い申し上げます。



行事案内
支部規則
リンク

information

(公社)日本伝熱学会 
北陸信越支部