公益社団法人 日本伝熱学会 / The Heat Transfer Society of Japan

日本伝熱学会 関東支部セミナー 「分野外の技術者にもわかる伝熱工学 -最新の数値解析と実験計測の研究事例-」

標記会合を下記の通り開催いたします.伝熱工学を専門分野としない方(技術者,研究者,学生)にも理解できるように2名の講師に伝熱工学関連の話題提供(数値解析と実験計測)をしてもらい,気軽な雰囲気で議論,意見交換ができる場を提供できればと思っております.講師の方々には分野外の方にも理解できるように(応用的・専門的内容だけでなく)基礎的事項から説明してもらうようお願いをしてあります.本当にお気軽にご参加いただけると幸いです.

日時:2019年1月23日(水)16:00-20:00
場所:新有楽町ビル2階Y202室(JR有楽町駅徒歩1分,地下D2出口からは直結)
URL: http://tokyo.re-rental.com/yurakucho/access/

スケジュール:
16:00-17:00 講演1 岩本薫 (東京農工大学,教授)
「壁乱流の摩擦抵抗低減・伝熱増進を目的とした生物規範型制御に関する直接数値シミュレーション」
17:00-18:00 講演2 志村祐康(東京工業大学,准教授)
「冷却損失低減に向けたガソリンエンジン内流動及び火炎構造高空間分解能計測」
18:00-20:00 意見交換会

参加費:会員・非会員とも2000円(予定)(意見交換会費込み.参加費は当日会場にてお支払いください.おつりが不要なように現金をご準備いただけると助かります.)
参加申し込み方法:準備の都合上2019年1月7日(月)までに下記宛先まで氏名,所属を明記の上,メールにてお申し込みをお願いいたします.
申し込み先:村田章(日本伝熱学会 理事・関東支部長,東京農工大学 教授)
murata@cc.tuat.ac.jp

以下,講演内容詳細.

講演1:岩本薫 (東京農工大学,教授)「壁乱流の摩擦抵抗低減・伝熱増進を目的とした生物規範型制御に関する直接数値シミュレーション」
概要:近年,関心が高まっている省エネルギーや環境保全の対策の1つとして,流れの遷移,剥離,抵抗,流体音,伝熱などの自在な熱・流体制御手法の確立が期待されている.本講演では,人類の安全・安心で快適な生活に欠かすことのできない高速輸送機器等において,エネルギーの損失を抑制し,省エネルギーに寄与する基礎技術を開発することを目的として,乱流における摩擦抵抗を低減,あるいは伝熱を増進する以下の独自の生物規範型制御に関して概説を行う.
1. 鮫肌を進化させた3次元リブレット
2. イルカ肌を模擬した進行波状微振動壁面
3. ナマズ等の分泌物を模擬した抵抗低減ポリマーを有する新規の船底塗料
4. 血流の脈動原理を応用した脈動制御や周期的拡大縮小管

講演2:志村祐康(東京工業大学,准教授)「冷却損失低減に向けたガソリンエンジン内流動及び火炎構造高空間分解能計測」
概要:高効率エネルギー利用のために各種機器における冷却技術や熱損失低減技術等の伝熱技術の向上が期待されている.伝熱特性を明らかにするには,物体の温度特性に加えて物体の周囲の流動及び温度特性を把握することが求められる.本講演では,特に速度及び
温度境界層計測に関わる高空間分解能粒子画像流速計(PIV)またはマイクロPIVと平面レーザ誘起蛍光法について概説するとともに,応用例の一つとして,近年実施されたガソリンエンジン内の流動及び火炎構造高空間分解能計測について紹介する.