公益社団法人 日本伝熱学会 / The Heat Transfer Society of Japan



「将来世代コンピュータのための超長マイクロチャンネル冷却」

主 査 中山 恒 (名誉会員)
幹 事 石塚 勝 (富山県立大学)
畠山友行 (富山県立大学)
委 員 鈴木康一 (山口東京理科大学)
富村寿夫 (熊本大学)
伏信一慶 (東京工業大学)
中川慎二 (富山県立大学)
中村 元 (防衛大学校)
結城和久 (山口東京理科大学)
魏  杰 (富士通アドバンストテクノロジ)
堀内敬介 (日立製作所)
高松伴直 (東芝)
松本圭司 (日本IBM)
望月正孝 (フジクラ)

概要:
 コンピュータのハードウエア性能は構成要素である回路の動作速度と回路が占める容積から決まる.発熱量は回路の動作速度に比例し,従来の技術展開では動作速度の向上にウエイトを置いてきたので,高熱流束冷却が伝熱研究の主流課題となってきた.しかしながら,スーパーコンピュータでは回路数が爆発的に増えることが予想され,システム容積の増大を抑制する必要が高まる.極度に圧縮された空間から熱を除去する技術が求められるようになり,それには長さ/直径比が大きい超長マイクロチャンネル(Very Long Micro-Channel (VLMC))による冷却が必須の形態になるであろう.