日本伝熱学会特定推進研究特別セッション 2014

「エネルギー・環境戦略と特定推進研究による伝熱研究の展開」

企画：日本伝熱学会特定推進研究企画委員会

開催趣旨：

福島第一原発事故に端を発して，我が国ではエネルギー基本計画の見直しが進行し，エネルギーおよ びエネルギーセキュリティに関する政策の重要な岐路に立っているといって過言ではないでしょう．日 本伝熱学会はエネルギー利用に関する基幹学会であり，エネルギーの高効率利用，省エネルギーは勿論 のこと熱科学・熱技術の新たな展開にも責任を負うべき立場にあると思います．そのような観点からす でに学会独自の特定推進研究を選定し，研究活動を開始しています．本特別セッションでは昨年度に引 き続き，エネルギー，環境分野でご活躍の講師に加えて，すでに進行している特定推進研究や今回新た に立ち上げられた研究グループの代表者から各課題の概要などについてご紹介いただき，ご参加の皆様 とともに伝熱研究の将来像などについて意見交換を行いたいと思います．

開催日時：

2014 年5 月22 日 9：30－12：00

開催場所：

第51回日本伝熱シンポジウム　会場 E 室
総合司会：小澤 守（関西大学）

9:30-10:10 基調講演

司会：宇高義郎（横浜国立大学）

• 村上周三（建築環境・省エネルギー機構 理事長）
  「省エネの推進とコベネフィット」

10:10-10:45

新規特定推進研究の紹介

司会：小澤 守（関西大学）

• 塩見淳一郎（東京大学）
  「ナノスケール伝熱機能発現とその応用への展望」
• 門出政則（佐賀大学）
  「次世代鉄鋼材料創製技術の研究」
• 中山 恒（名誉会員）
  「将来世代コンピュータのための超長マイクロチャンネル冷却」

10:45-11:00 休憩

11:00 -12:00 特定推進研究課題中間報告

• 花村 克悟（東京工業大学）
  「波長選択ふく射輸送とエネルギー変換」
• 鹿園 直毅（東京大学）
  「エネルギー極限利用のための大フラックス輸送ダイナミクス」
• 吉田 英生（京都大学）
  「気候モデルにおける重要要素に関する基礎的検討と非専門家への 翻訳，さらにその予測精度の評価に向けた検討会」
• 円山 重直（東北大学）
  「伝熱工学が作る医療機器の新展開」